強風の影響で、しばらく上昇が見られなかった聖火台。
この日はようやく、その雄姿を目にすることができました。
夕方になり、多くの人が続々と集まる光景を見て、「今日は上昇するのかもしれない」と期待が膨らみました。そして、待ち望んでいたその瞬間――聖火台がゆっくりと昇り始めると、会場からは拍手が湧き起こり、感動が胸にこみ上げてきました。
夕焼けに染まる空を背景に、銀色の気球と燃え上がる炎がゆっくりと夜空へ昇っていく様子は、とても力強く、心に深く刻まれる光景でした。
オリンピックやパラリンピックを間近に体験したのは初めてのことでしたので、良い思い出ができました。
撮影@パリ 2024年9月