今から16年前の2006年、私は大阪で元旦を迎えました。その時の出来事は今でも鮮明に覚えています。
12月30日、東京・新宿から夜行バスに乗り、翌31日の早朝に大阪へ到着しました。大阪天満の宿泊先(アパホテル)へのチェックインまでの時間を海遊館(別記事にて紹介)で過ごし、宿で一息ついた後、カウントダウンイベントを楽しむために街へ出かけました。
大阪で迎えたカウントダウン
日本ではあまりカウントダウンを盛大に祝う文化はありませんが、当時はネットで見つけた情報を頼りに、賑わっているという場所へ向かいました。
現地にはかなりの人が集まっていて、「きっと華やかなカウントダウンイベントがあるのだろう」と期待が高まりました。
しかし、実際には小規模なナイアガラの滝風の花火が少し上がっただけで、あっという間に終了。
期待していたほど盛り上がりもなく、周りの人々も「これだけ?」と驚いている様子でした。




どこでイベントが行われたのかは記憶が曖昧ですが、写真を見ると、当時の気持ちやその場の光景が鮮やかによみがえります。
カメラメーカー:OLYMPUS CORPORATION
カメラの機種:u15D
撮影年月:2005年12月31日、2006年1月1日
四天王寺六時礼讃堂へ初詣
カウントダウンの後は、初詣へ向かいました。向かった先は、四天王寺六時礼讃堂(ろくじらいさんどう)。
大阪市天王寺区にある四天王寺の重要な建物の一つで、六時礼讃法要という特別な儀式が行われる場所です。
この堂は仏教の修行や儀礼を支える役割を果たしており、四天王寺の宗教的な中心的存在とも言えます。
載せているのは、2006年に訪れた際の写真です。
深夜にもかかわらず、多くの参拝者が訪れて新しい年への抱負を祈っていました。
やはりこの雰囲気のほうが日本のお正月という感じがしますね。


カメラメーカー:OLYMPUS CORPORATION
カメラの機種:u15D
撮影年月:2006年1月1日
四天王寺六時礼讃堂の主な特徴
- 六時礼讃法要
- 六時礼讃法要は、1日に6回、仏教の教えを讃える法要のことで、天台宗や真言宗などの仏教宗派で行われてきた儀式です。
- 四天王寺では古くから行われており、仏教の精神を継承し続ける伝統行事です。
- 建築
- 礼讃堂は四天王寺境内の一角にあり、堂内は厳かな雰囲気を保っています。
- 堂内では仏像や経典が安置されており、参拝者は礼讃法要に参加できる機会があります。
- 歴史的背景
- 四天王寺は聖徳太子によって創建されたと伝えられる寺院で、日本仏教の初期の重要な拠点の一つです。
- 六時礼讃堂は、こうした歴史的な背景の中で儀礼や修行の場として位置づけられています。
- アクセスと見どころ
- 大阪市天王寺区にある四天王寺は、大阪メトロ「四天王寺前夕陽ヶ丘駅」から徒歩でアクセス可能です。
- 礼讃堂だけでなく、四天王寺境内には五重塔や金堂、石舞台などの見どころが多くあります。
2026年まで修復中
現在、六時礼讃堂と元三大師堂は、保存修理と耐震工事のために修復中です。
この工事は令和5年(2023年)春から始まり、約3年間の予定で進められています。工事期間中は、六時礼讃堂に一般参拝者が立ち入ることはできませんが、仮設の覆い屋で保護されています。
修復工事は令和8年(2026年)3月31日まで続く予定で、工事期間中に行われる礼讃法要などは、仮堂で継続されています。
現在の状況につきましては事前にお調べの上、おでかけください。
天神橋筋商店街
天神橋筋商店街(てんじんばしすじしょうてんがい)は、大阪府大阪市にある日本最長の商店街で、全長約2.6キロメートルにわたる長さを誇ります。
この商店街は、大阪市北区と中央区を結ぶ重要な商業エリアで、地元住民をはじめ、観光客にも親しまれているということで、宿へ向かう時に通った場所です。

カメラメーカー:OLYMPUS CORPORATION
カメラの機種:u15D
撮影年月:2006年1月